今回は千葉県千葉市にて歯内療法専門医院でご開業されています、佐藤紘子先生のご紹介となります。
・早速ですが、佐藤先生が御開業されているエリアはどちらになりますでしょうか?
クリニックの場所は千葉県千葉市です。 千葉駅の近くにあり、千葉駅西口と当院の入っているビルの三階がペデストリアンデッキで直結で繋がっております。
・千葉駅、千葉県の県庁所在地の中心の駅ですよね?千葉駅に開業された理由などはありますか?
元々千葉県内の他の医院で勤務医をしておりました。 人口も多く、交通のアクセスが良く、東京にも通勤通学で通われている方も多いですが、根管治療の専門医院が近辺になかった為、千葉県の中心地である千葉駅を開業場所に選びました。
・ 千葉駅、交通のアクセスが大変良いようですが、どのような地域から患者さんは来院されていますか?
千葉市近辺の方はもちろんですが、南房総や外房方面など県内外の広域からお越しいただいております。
・遠くからいらっしゃる患者さんも何回か通うようですか?それとも先生の臨床ですと治療にかかる時間と回数はどのような感じでしょうか?
治療時間が90分〜120分程度、回数は根の中の感染の程度にもよりますが1〜2回で終わることが多いです。
・それですと遠方の患者さんも通うのが可能ですね。週一で半年とかだと大変ですものね。診療日、診療時間はどのような感じでしょうか?
診療時間は平日が10時から18時まで、土曜日が10時から17時までとなります。日祝が休みで、平日が不定休なので、休診日に関してはホームページでご確認ください。
https://www.nekkono-clinic.com/
・なるほどありがとうございます。 受診するにあたり、患者さんが気をつけるようなことはありますか?
当院は歯内療法専門医院です。歯内療法後の被せ物の作製などは行っておりません。 かかりつけの医院様からのご紹介を基本としておりますので、事前にかかりつけの医院様から紹介状を作成していただくよう、お願いいたします。治療後の被せ物などの治療はご紹介元の医院様にてお受けいただくこととなります。
・特別かかりつけの歯科医院がない患者さんの相談などはしていただけますか?
かかりつけの医院様がない場合はセカンドオピニオンでの対応は可能です。ご相談ください。
・ありがとうございます。 根管治療専門医院、という形態で歯科医院としてもちょっと特殊な部類に入ると思いますが、先生がそもそも歯科医療の道に入ったきっかけはどのような理由からでしょうか?
両親が医療系の仕事をしており、その姿を見て育ちましたので、私自身も専門性がある医療系の職業に就きたいと思うようになりました。元々細かいことをするのも好きでしたので、歯科医師を志しました。
・歯科医師、といっても一般開業医のようにオールラウンドで治療する道でなく、歯内療法を専門にしようと思ったきっかけはありますか?
元々は勤務医で一般治療を行っておりました。日常の臨床の中で、治療をしても痛みが取れない、治療後に腫れたなど、私自身もこの分野で、診療中に困る場面が多かった為、歯内療法について勉強しようと思いました。 実際に歯内療法について勉強していくなかで、この分野でお困りの患者様も多く、歯内療法に力を入れてやりたいと思うようになりましたが、一般診療もやりながら、きちんとした歯内療法を行うことは、治療時間の確保や治療環境的にも難しい為、開業して歯内療法専門でやっていこうと思いました。
・お忙しい毎日だとは思いますが、先生が診療以外でハマっていることなどはありますか?
陶芸、サウナ、ダイビングなどが好きでハマっております。
・これは多趣味ですね。陶芸はどのようなものを作成されてるのでしょうか?
普通のお皿や、最近は作るものがなくなってきたので急須や土鍋なども作っております。作った後に家でも使えるので、実用的で良い趣味です。
・趣味と実益を兼ねてますね。 焼き物はどのようなテイストがお好みですか?
お店で波佐見焼を売っているのをみて、おしゃれで良いなと思ったので、波佐見焼が好きです。
・関東在住ですとなかなか長崎に行く機会もないとは思いますが長崎に行く目的もできて今後も楽しみですね!
ところで今までで印象に残った症例はございますでしょうか?
こちらの患者様は、「歯が揺れている、噛むと痛い」が主訴で、いらっしゃった患者様です。前の医院でCTを撮影し、「右上6、7どちらも抜歯をしないといけない」と言われたとのことでした。
右上7は動揺度2、遠心のポケットも深く、右上の6、7共に打診と根尖部圧痛がみられました。術前にCTを撮影しましたが、右上6、7共に根尖に大きく透過像が見られました。
しかし、右上6に関しては打診、根尖部圧痛などはありますが、術前の歯髄診査では、全て正常の反応があったため、患者様に説明を行い、右上7のみ根管治療を行いました。
術後3ヶ月で経過の確認をさせていただきました。右上7の動揺も消失しており、右上6、7共に打診や根尖部圧痛などの臨床症状も寛解しておりました。
患者様の希望もあり、経過のCTも撮影させていただきましたが、右上6付近にまで及んでいた透過像も右上7を治療しただけで縮小してきておりました。
1年後の経過ですが補綴も入り、良好な結果が得られております。
・素晴らしい症例ですね!抜歯しかない、という診断も正当性があるように感じられますが、決断していただいた患者さんにも感謝の症例ですね。本日は長いお時間お付き合いいただきましてありがとうございました!
ありがとうございました。