第40回日本歯内療法学会学術大会において小板橋徹先生(群馬県前橋市開業)がテーブルクリニックを行います。
テーマは「即時根管充填法と水酸化カルシウム貼薬の有用性」です。
日時:2019年6月15日(土)、16日(日)
場所:タワーホール船堀
<抄録>
根管治療は治療回数が増えるほど感染リスクや患者負担は増し、治療計画も非効率的になる。
根管貼薬は根管形成・根管洗浄とともに根管内細菌を減少させる方法として知られているが、貼薬をせず根管治療を一度で根管充填を行う即時根管充填法も存在する。
即時根管充填法(1回法)の概念は1880年代からはじまり、今日まで貼薬をおこなう2回法と比較し議論されてきた。
米国の歯内療法専門医は初回治療の55.8%、再治療の34.4%で1回法が選択されているが、日本ではそれぞれ13.6%と2.2%と低く留まっている。
1回法と2回法を比較した際, 成功率や術後合併症に違いはあるのか, 1回法の適応症など, 文献や症例を元に再考する.