4/10~4/13の4日間、AAE19(米国歯内療法学会)に参加させていただきました。
今回の学会は、PESCJでのペンシルバニア大学における最終研修に先駆けて、カナダのモントリオールで盛大に開催されました。
初めて歯内療法の国際学会に参加しましたが、規模の大きさと世界の歯内療法のレベルの高さを知る非常に知的好奇心を刺激される4日間になりました。
モントリオールの空港に着くと現地は吹雪でした。天候不順の為、混雑してタクシーは乗れず近くの系列ホテルまでシャトルバスで移動してから、ホテルマンにタクシーを手配して頂き、滞在先となる会場近くのダブルツリーヒルトンホテルにやっとの思いで到着する事が出来ました。チェックインする際にプレゼントされた暖かい焼きたてのチョコクッキーが冷えた身体にやけに美味しいと我々10期の心に染み渡り、より同期への一体感が増しました。
カナダには10の州があり、ここモントリオールはケベック州に属しています。カナダの公用語は英語とフランス語となっていますが、フランス語を公用語として最も多用しているのはケベック州のみです。フランス以外で、フランス語を第一言語とする地域としては世界で2番目に大きな都市と言われています。街並みも石畳で建物もヨーロッパの様です。特に会場の近には町中にオブジェが点在し芸術の街並みであります。
会場近くにはモントリオール・ノートルダム聖堂があり、聖堂内部の教会は世界でも最も印象的なものの一つと言われ。内観は壮大且つ色とりどりであり。更に、何百という入り組んだ木製の彫刻作品や複数の宗教的な彫像で埋め尽くされている。偶然、我々は聖歌隊に居合わせて、聖なるひと時を感じることも出来ました。
また、講演とは別の大きな会場では大規模な歯内療法分野の企業展示があり、講演の合間などに各ブースで歯内療法の材料や器具に実際に触れて試すことができます。そこで、出会ったのが、我々が使用している手術用顕微鏡ZEISSに搭載されているMORAシステムの開発者であるMORA氏です。顕微鏡を覗かず3Dメガネをかけてモニター越しに治療するシステムを展示していました。ミーハーな私は感無量であります。
さらに、学術的なものではないのですが、日本の学会と違って巨大な会場でのウェルカムパーティーや朝のランニングなどの講演以外にも楽しい催しがあり、さらに参加者の一体感が高まります。
続きます。